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子供原因の事故-最高裁初判断

子供が起こした事故が原因での損害賠償の上告審で、最高裁は「通常は危険がない行為で偶然損害を生じさせた場合、原則として親の監督責任は問われない」と判断した。1,2審の賠償命令は破棄された。

これは小6男児がサッカーボールをゴールめがけてシュートしたところ、ボールがそれ、フェンスを超えたところの道路をバイクで走行していた80代の男性が、ボールを避けようとして転倒、骨折したもの。

その後、男性に認知症の症状があらわれ、1年半後に死亡したもの。

ニュースでは、男児の行為そのものについて報道するものが多く、少し論点を外れているものと思える。男児の行動(ボールをける)そのものが責任がないと報道されているが、最高裁が意図したものと違ったものになっているはずだ。

というのも、賠償請求額は5千万円である。当然これらは被害者の死亡に対して請求されたものと考えるのが妥当である。怪我のみでのものではない。とすると、被害者のその後の認知症、肺炎での死亡も含まれている。

最高裁が出した判断は、子供の行為ではあるが、いわゆる「運命性」に対しては、責任がないと判断したものである。偶然性に対して判断されたものと考えるのは早計と思える。被害が出れば、子供の責任が問われるのは、変わらないと思う。子供、つまりその親が。

情報は十二分に考えて判断すべきだ。メディアがそうだからといって、それがそのまま世の中に通用するものだと考えるべきではない。

ただ今回の事故、子供の行為に親の責任が問われたが、なぜ学校や市の管理責任が問われなかったのかは不明。何らかの形でそれらの関係者か?あるいは、引き受けた弁護士が、親の責任を問うたほうが確実に賠償金が取れると判断して、そうなったのかは不明。

ニュースとしては片手落ちのものだと思う。

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